ルオー展(@名古屋市美術館) |
地下鉄の広告で気になっていた、ルオー展です。
『20世紀を代表する宗教画家』だそうですが、名前も絵も見たことがありませんでした。でも、印象的なこの表情。実物が見たくなって、名古屋市美術館に向かいました。
GWなので、混んでるかな?とも思ったんですが、比較的すいてました。どうも日本人のお客さんが集まる企画ではないらしく、いつもは外にある券売所もしまっていて。切符切りコーナーで同時に券の販売も行ってました。
ちょうどボランティアガイドさんの説明を聞くことができて、見方を教えていただきながらだったから余計かもしれませんが…素晴らしいコレクションでした。
特に、『ミセレーレ』や『受難』といった連作が素晴らしく。思わず図録も購入。
これらの作品はすべて出光美術館所蔵のものだそうです。
『受難』全54点の連作。ばらばらになるところを川端康成らの働きかけで、出光の創業者が男前にも全作品を購入。散逸をまぬがれたそうな...(ひどい説明ですいません)
これを単品で見せられても、『ふーん』で終わっていたかも。そろってこそのインパクト。
出光さんの先見の明に感謝です。
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いつもは疲れて常設展は見ないのですが、今回はちょっと足を伸ばしてみました。
ルオー展に合わせてか、シャガールの版画が展示されてました。これは旧約聖書のモーゼのあたりを取り上げたもの。
絵の素晴らしさはおいといて。
モーゼの頭から、光が吹き上げてるんですよね。
禿げ上がったおでこから、ふた筋(絵によってはもっと)の光が上に向かってブワッて。
その表現がなんかおかしくて。天使の輪みたいなものだと思うんですが、かなりキュートというか、漫画チックでした。
ルオー展を見に行く予定の方がいらっしゃったら、忘れずにチェックお願いします。
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久々の美術館。楽しかったです。
でも、作品数の多さに前後期に分けて展示するんですって。来週から後期になります。
図録で我慢するか、見に行くか。ちょっと悩み中です。
※すいません。モーゼのブワッは、定番のものみたいです。詳しくはこちらを...