こちらは1月6日のお菓子だそうな…な、ガレット・デ・ロワ。
1月6日の公現祭で食べられるお菓子、
ガレット・デ・ロワ。フランスのお菓子だそうです。去年あちこちのブログで拝見して、『来年の正月は頑張るぞーっ!』と鼻息荒くして待ちかまえておりました。パイ生地にアーモンドクリームを挟んだシンプルなパイ菓子。近場で検討し、悩んで悩んで向かったのは、
シェ・シバタでした。フォルテッシモ・アッシュとギリギリまで悩んだんですけどね。
″中のアーモンドクリームの中にはフェーブと言う陶製の人形が入れられそれに当たった人がその年の幸せが約束されその日、一日は王子様、女王様になりすまし紙で出来た王冠をかぶり遊びます。″という、元祖王様ゲーム的なこのお菓子。そんな趣旨のものなので、ホールが基本。熱々を買って、実家に直行。王様ゲームの開催です。
フェーブ自体がとてもかわいくて、コレクションしている人も多いそう。店頭で見たフェーブは、人形の可愛いものばかりでした。さぁ、選ぶよー!
がりっとあたったのは、母でした。もー、私がっかり。大きくため息。
だってね、地味なんだもん。我が家にやってきたフェーブ。その名も【BEIGNETS=揚げパン】ですって。
こう、キリスト教的なやつとか、アニマル系とか、乗り物系とか。いろいろあるらしいんですけどね。これかぁ~みたいな。参加者全員爆笑でした。
さて、お味の方ですが…これがね。すっごく美味しかったんです。
シェ・シバタのケーキってこったものが多くて、とても美味しいと思うのです。でも今まで一番『うまっ!』って思ったかも。パリパリのパイ生地の表面は香ばしくキャラメリゼされていて、中のアーモンドクリームもくどくなく。このクリームは皮ごと使っているのか、ところどころ黒い粒粒も見えました。販売は1月4日までだったんですか、もうちょっと長くやってほしいなぁ。そしたらもう一度買いに行ってました。
さすが、『自分の焼いたのが一番おいしい』と書くだけあるなぁ。
シンプルなのに、美味しい。でもって、おまけ付き。これははまってしまいます。
tomoもバクバク食べていました。おかげで夕食はあまり食べられず。当たり前ですね。
で。その3日後、1月6日。
すっかりガレット・デ・ロワにはまってしまった私はフォルテッシモアッシュに電話。『1月3日で販売終了しております』って。あーそうですか。1月6日のお菓子じゃん?なんで終わっちゃうかねぇ~なんて毒づきつつ、1月いっぱい販売している隣のパン屋さんに。
はい、
メゾンカイザーです。
フェーブはこんな、本をかたどったもの。ま、私があこがれる人形系とはほど遠いのですが、こちらは小さいサイズもあるのが嬉しいところ。クロワッサンが有名なお店ですから、パイ生地もサックサク。ガレット・デ・ロワは2種類。チョコ入りもありました。
こんな感じ。でも全員一致でシンプルなアーモンドクリームのみの勝利でしたよ。やっぱり、シンプルが一番かなぁ。
メゾンカイザーとシェ・シバタ。全く違った食感と味わいでした。
ケーキ屋さんのガレットとパン屋さんですからね。でもどちらもおいしくて、すっかりガレット・デ・ロワファンの私。来年はもっと食べてやるぞとこぶしを握りしめたのでした。そして、目指せ!人形フェーブ!!