【イタリア紀行2006】 34. Vigevano (ヴィジェーバノ) |
旅行の準備を始めるまで、名前も知らなかった町です。最後の宿泊はミラノ近郊で...と考え始めたとき、なんとなく地名が目に止まって。なぜか気になって。
調べると、ダヴィンチが設計した美しい広場があることがわかり。無性に惹かれていました。
* * * * * * * * * * l'ultimo giorni * * * * * * * * * *
話はちょっと戻ります。
パヴィア僧院までに時間をロスしたことにより、どう考えてもヴィジェーバノに行く余裕はありませんでした。『ヴィジェーバノはあきらめて、空港向かおうか。』 一応、私も言ってみます。
ホントは、パヴィア僧院はパスしてヴィジェーバノに行きたかった私です。それはkoma夫も知ってます。『行きたいんか。行きたくないんか。どっちや。はっきりしろ。』 『…行きたいです。』
車内は既にかなり重いムードだったんですけどね。本心を言っちゃいました。
なんて書くといい話みたいですけど、koma夫的には
→ 『あれで寄らんかったら 10年くらいウダウダ言われそうだから』 だったそうです(笑)
その後が大変で。『幹線道路使って大回りすると間に合わない』って、川沿いのローカルな道に急に右折。そのまま激走。20分ほど、川沿いの自然保護区みたいなことろを突っ切り、やっとまともそうな道が見えたところで左折。私は今更『戻ろうよ』ともいえず、ちょっと泣きそう。
(30分走って、目処が立たなかったら空港に向かうつもりだったらしいですけど)
人に聞こうにも、人はいず。ぽつぽつと民家が見えるだけ。でも、二つくらい集落を突っ切ったところで、急に幹線道路に飛び出しました。そこに、『右:ビジェーバノ』の看板が!!!
(正直に申し上げます。わたくし、このときkoma夫に惚れ直しました。うふ♪)
そこからもうちょっとかかったので。パヴィア僧院を出てから1時間。ついに到着です。
* * * * * もう最後ですから。 大きい写真ばっかりにしちゃえ。* * * * * * *
これはBarからの眺め。
装飾は微に入り細に入り。レリーフやフレスコ画で四角い広場全面に手を抜くことなく描かれていて。
雨どいまで...↓
広場の周りは美しい回廊で囲まれています。
歴史ある建物が、今も使われているって感じでしょうか?
昼過ぎのため、閉店している店がほとんどでした。シェスタ…ですね。
そして、石畳は丸い小石を敷き詰めたよう。幾何学模様が印象的でした。
ドゥオモの横に見えるTorre del Bramante(プラマンテの塔)から眺めれば、広場が一望できるのですが、土日のみのオープン。
といっても、時間はありませんけどね。
この広場に足を踏み入れた瞬間の感動は、つたない文章と写真ではとてもお伝えできません。この空間だけ時間が止まっているような。空気の色が違うような。今でも、この場所の空気を思い出すだけで、胸があったかくなります。大げさですけどね。(笑)
みんなに教えたいような、秘密にしておきたいような。って、UPしちゃったけど。
たった20分ほどだったのに、この旅一番の思い出の場所になりました。
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で。この時点で 13時過ぎ。
事前に調べたMichelinのドライブ検索では、【ヴィジェーバノ⇔空港】は【1時間】。
無事に返却できるはず。はずだったんですけどねぇ~
波乱は続きます(^_^;)