2010年 02月 03日
ごっさまです。 |
デパートの地下食品売り場には必ず入っている、定番の名古屋の和菓子屋さん、美濃忠のお菓子。出合いはkoma夫祖母の一周忌。お供えを買いに行った高島屋の地下で試食して一目ぼれ。お手頃価格で数がたくさん入っているのも、お供えにピッタリだわっと選んだ"ごっさま"。
これに飛びついたのがtomo。一度食べたらとりこになったようで、『ごっさま』という商品名もしっかり覚えてしまいました。『頑張ったらごっさま食べられるよ』と言えば、地下鉄ひと駅分くらいは余裕で歩きます。
一度など『じぃじのところに持って行って』と頼んだら、小皿の上のごっさまを見つめ、ふぅとため息。『仕方ないから持っていくか。』と歩きかけ、振り返り。『ばぁばの分を半分こすればいいね。』と笑顔で言ったとか。自分の分はすでに食べ終わっていたそうで…演技力で"1.5ごっさま"をゲットです。恐るべし、二歳児。
あ、書いていて思い出した。
残一個だったので半分に割ったことがあったのです。そしたら、怒り狂って。怒りすぎてのけぞって、机の角に頭をぶつけても痛がるのを忘れ、『くっつけて―!はんぶんじゃダメ―!』って。私は笑いをこらえるのに苦労しました。
それほどtomoを虜にした『ごっさま』。意味は『ごちそうさま』…ではなく。
尾張徳川家の藩祖、徳川義直公の夫人「春姫」が浅野家の出であるところから「安芸御前」と呼ばれ「ごぜんさま」と敬称され、いつしか「ごっさま」に。更に一般の妻女の呼称とも使われているそうです。
と、書いていたらまた食べたくなってきました。
tomoも喜ぶし、また散歩がてら買いに行こっかな。って、私が食べたいだけだったりして(笑)いや、想像通りのお味ではあるんですけど、意外とおいしいのですよ。ゆかり(←名古屋名物のえびせんべい)飽きた貴方、手土産にもおススメです。
by komapuku
| 2010-02-03 21:42
| umauma