今日のお宿は丸太町。御所の近くです。ここで義両親&旦那&息子と合流予定。夕方になる前に戻らないといけません。お茶する時間はないし(おなかの余裕もない:笑)、もう一か所観光してみることにしました。
今宮神社から大徳寺に戻ります。塔頭の一つ、高桐院へ。
門をくぐったところで何とも言えない静謐な雰囲気にノックダウン。
先ほどの雨が汚れを洗い流したようで、再び顔を出した太陽の光がきらきら光っています。
太陽はだいぶ低くなって、影が長くのびる時間帯だったのもよかったのかもしれません。
もっこもこの苔。気持ち良さそう。
さぁ、中に入りますよ~(なかなか進まない私たち:笑)
お庭は只今庭師さんによる懸命のお手入れ中。おじさまに『すいまえんねぇ。写真撮るならどきましょうか?』と聞かれてしまいました。『いえ、結構です~(~_~;)』
こちらのお庭、JR東海のキャンペーンでも使われた"散紅葉"で有名なお庭です。
素晴らしい秋のお庭は
こちらから☆
もちろん私たちがお邪魔したのは、
アフター散紅葉。ってか、冬の庭。そのかわり貸し切りですよ。
お庭には下りることもできます。
あ、関守石だ。
上から見ると、お弁当に見えます。
冬でも緑の苔の色、これもまた美しかったです。
庭の奥に細川忠興とガラシャ夫人のお墓、その横に細川家代々の墓所になっており、水仙が供えられていました。
紅葉と苔の庭の奥は竹藪。この竹藪もまた美しかったです。
で。こちらの高桐院で私が一番心惹かれたのが【意北軒】という書院。
なんてことない地味な部屋(笑)だったのですが、外人さんが長いこと正座して見つめていました。ふ~んと思って、横に座ったとたん、がーっと引き寄せられてしまいまて。たとえではなく、いつまででも眺めていられると思いました。
こちらの書院、千利休邸から移築したものなのだそうです。
『私も物の良さが分かるようになったのかしら♪』なんて調子に乗りそうなところですが、この隣にある茶室「松向軒」は秀吉が北野大茶会を催した茶室を移築したもので、名茶室として名高いものなんですって。
まさに『ふーん』と通り過ぎてしまった私。やっぱりまだまだなんですよねぇ。(←当たり前:笑)